2000-5-31 ジョン・レノンの新しいポートレイト

ジョン・レノンの新しいポートレイトが、美術学校で出会った最初の妻によって描かれた。

ジョンと最初の妻シンシアを結びつけたもの、それはアートであった。彼の死から今やほぼ20年が経過したが、シンシアはジョンが自分と彼の息子に対してより身近に感じられるようにと才能を発揮することとなった。シンシアはミュージシャンであるジュリアン・レノンの37歳の誕生日の贈り物としてジョンの4枚のポートレイトを描いた。・・・しかしそれは同時にビートルズファンやアートファンにとっての贈り物ともなるだろう。今週349ポンドの限定版として発売されるからだ。

60歳になるシンシアはノルマンディーの海岸にほど近い2部屋のコテージでひとりで暮らしている。ジュリアンをキャンバスに描くことは彼女の望みであって、長いこと眠っていた画家としてのスキルを目覚めさせる助けともなるんだとシンシアはいう。「ジュリアンが鍵でした。」と彼女はいっている。「去年、わたしはジュリアンを見てこの子が、自分がどこに向かっているかを自分自身で把握できていることを見て取りました。そしてわたしは彼を描かなくてはいけないと知ったんです。」・・・「彼は自分のポートレイトに喜んで、また絵を描くようにとあれこれ励ましてくれたんです。」

シンシアはジョンにリバプールの美術学校で出会った。「あの人はだらしのない人でしたけど、とても人気があって、わたしのことを”川の反対側から来たお嬢様”と呼びました。」

彼女は絵をやめてジョンとの結婚生活と息子ジュリアンに身を捧げた。1968年に別れてから彼女は絵を「かじった」が、まじめに取り組んだのは今回が最初である。

今回の彼女の作品は、1963年にビートルズのジャケットととして描いたモノクロのジョン、1965年のケルビムのようなジョン、1967年の口ひげをはやしたジョン、それに1980年12月に殺される直前のジョンの4枚である。

 

New portraits of Lennon by wife he met at art school   Wednesday 31st May 2000

 

 

 

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